2005年 11月 02日
ガット弦 - 1
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弦の材質も演奏に大きく影響する。具体的には、ナチュラル・ガットが最も好ましく、人工ガット (ナイロン・ガット) がそれに次ぐと考えている。
ガット弦は、縦の振動を含む定常的な振動の始まりが早く、しかも、弾き終わると振動が素早く減衰する。従って、音の切れがよく、音が混じらない。スチール弦は、音の始まりに一瞬の遅れがあり、その上、いったん鳴り出すと弦の中にいつまでも振動が残ってしまう。
Pirastro Eudoxa について :
巻いてある銀の摩擦係数の高さと弦の太さ(スチール弦に比べて太い) により指に自然な摩擦がある。そのため、弦を押さえつけずに脱力して弾くことを余儀なくされる。
これはガット弦の利点であると考えている。
音を聞けばガット弦の良さをすぐさま理解できると思う。
非巻ガット弦について :
演奏者にとっては音量が小さいように感じられるが、遠くに離れると音程感のしっかりした響きが良く聞こえる。その音質の多彩さ、音の通りの良さで素晴らしい音楽をすることが出来る。
音の立ち上がりでも最初は不安感を覚えるが、遠くではすぐに楽器の響きが立ち上がるのがわかる。
非巻ガットのもう一つの利点は、オーケストラ・チューニングとソロ・チューニングの弦を変える必要がないことである。もともとソロチューニングとは、長2度高く調弦することでソロ用に弦の緊張を高めて音のメリハリをはっきりさせるためなので、こちらがオリジナルである。
(注:この記述は信憑性に欠けるので注意。開放弦の音程に合わせてソロ・チューニング専用の弦を使っていたとする節もある。野田)
その他 :
E,H線はもとよりA線も金属線を巻いてあることが多い。重量を増しつつ、太くなりすぎないようにするためである。
ガット弦は、縦の振動を含む定常的な振動の始まりが早く、しかも、弾き終わると振動が素早く減衰する。従って、音の切れがよく、音が混じらない。スチール弦は、音の始まりに一瞬の遅れがあり、その上、いったん鳴り出すと弦の中にいつまでも振動が残ってしまう。
Pirastro Eudoxa について :
巻いてある銀の摩擦係数の高さと弦の太さ(スチール弦に比べて太い) により指に自然な摩擦がある。そのため、弦を押さえつけずに脱力して弾くことを余儀なくされる。
これはガット弦の利点であると考えている。
音を聞けばガット弦の良さをすぐさま理解できると思う。
非巻ガット弦について :
演奏者にとっては音量が小さいように感じられるが、遠くに離れると音程感のしっかりした響きが良く聞こえる。その音質の多彩さ、音の通りの良さで素晴らしい音楽をすることが出来る。
音の立ち上がりでも最初は不安感を覚えるが、遠くではすぐに楽器の響きが立ち上がるのがわかる。
非巻ガットのもう一つの利点は、オーケストラ・チューニングとソロ・チューニングの弦を変える必要がないことである。もともとソロチューニングとは、長2度高く調弦することでソロ用に弦の緊張を高めて音のメリハリをはっきりさせるためなので、こちらがオリジナルである。
(注:この記述は信憑性に欠けるので注意。開放弦の音程に合わせてソロ・チューニング専用の弦を使っていたとする節もある。野田)
その他 :
E,H線はもとよりA線も金属線を巻いてあることが多い。重量を増しつつ、太くなりすぎないようにするためである。
by noda-methode
| 2005-11-02 12:25
| 野田メトーデHP版